2008年 07月 17日
帰国
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無事、寝ている合間にあっという間に帰国。
雲の下には何万キロの土地が広がっていて
いろんな国と文化があって、それこそ何億の人が暮らしているはずなのに
それをすっ飛ばしているからか、なんかパリとうまく繋がっていない気がする。
もう既にパリがほんとうに今同時に存在しているのかどうかが
判らないというか・・・。
でも、今回は今までの旅行と違って、いろいろな意味で充実したものになりました。
アルルでのレビュー、そこでハイレベルなキュレーター、ディレクターや
ヨーロッパを舞台に活動しているフォトグラファーに知り合えた事、
自分と同じく日本から参加した帰ってからも遊んでいくであろう
フォトグラファー達(彼らは何となく戦友みたいな感じ)。
日本から来てパリに住んで写真の事を勉強している人たちから
パリに住むということをすこしばかり感じさせてもらえた事。
パリでの展示と販売が具体的な形で進んで来ている事、
ヨーロッパで作品を紹介するから送ってくれと言ってもらえた事。
NYやドイツのギャラリーとのやり取り、
NYの雑誌の日本での撮影をもしかしたら受けられる事、などなど。
それに世界最高レベルのフォトグラファーの展示。
パリでのアベドンやリンドバーグ、パオロ・ロベルシなど
伝説的なフォトグラファーの展示やトーク、
明確なビジョンを持って仕事を進めている今活躍中の作家の展示。
ある種の確信を得られた事や明確になった問題点、
今のヨーロッパでの写真のメインストリームを
感じられた事。自分の写真の現在の位置。これから向かうべき位置。
この短期間で得られた経験は消化するまで時間がかかるだろうけれど、
とっても忘れっぽい自分としては簡単には忘れてしまいたくは無い物になりました。
本気でこれから勉強しないと。
出来ればまたここに来て、彼らと同じ土俵でやってみたいなぁ・・・。
今回は逃げ打った結果、違う土俵での相撲でしたので。
でも、いやぁ、、、ほんとうに楽しかった。
久々連絡した日本でも進めているプロジェクトが面白い事になりそうなので
それはそれでとても楽しみ。日本で楽しんで仕事して、またパリに戻ってくるつもりです。
なので皆様、日本でもお仕事よろしくおねがいします(笑
で、終わりになるはずだったんだけど、
パリ滞在最後の最後に大どんでん返しが。
アルルで知り合ったパリ在住のフォトグラファーが渡しておいたポストカードを
知り合いの若手フォトグラファーをプロデュースしている女性に見せたらしく、
是非会いたいとのことで急遽ミーティングに。
結果、たまたまカフェで隣に座っていたCMのディレクターも巻き込んで
秋のパリフォト期間中にこっちで個展やろうって事になっちゃいました。
会場押さえとくからこっち来る準備しとけって。
あげくにはCMのアートディレクターやらない?って言われたり・・・。
・・・・・。
秋まで全然時間ないんですけど・・・。
いやぁ、でもこういうのが楽しすぎる!
by swordfish99
| 2008-07-17 22:22
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